第24回クラウンメロン支所青年部品評会が開催
7月6日(木)、袋井市役所にて
「第24回クラウンメロン支所青年部品評会」が行われました。
その取材を通して感じたことを一言。
クラウンメロンはただの果物ではない。
クラウンメロンは一種の芸術作品なのだ!
クラウンメロン支所青年部品評会は、青年部の方々が生産したクラウンメロンの品評会です。
青年部とは、クラウンメロンの生産者の中では比較的若い世代である、"35歳より下"の方々のことです。ご両親に手伝ってもらいながらメロンを作っている方もいれば、奥さんや子供と協力しながらメロンを作っている方など、生産方法は十人十色。各生産者の方々は、静岡を代表するクラウンメロンを誇りをもって作っています。
品評会は、その若手生産者のクラウンメロンが審査員の方々により評価される場。青年部の方々の一年の集大成を取材してきました。
〇メロン展示準備
青年部は審査開始に備えて、自分が作ったメロンの
"見せ方"を考えます。
歯ブラシでクラウンメロンの表面を磨いたり、ヘタを真っすぐに整えたり、置く順番を変えてみたり。自分のメロンがより良く見えるように各自が自分で考えながらメロンを展示します。「誰にも言い訳ができない」。表情からも緊張が伝わります。
〇外観審査
まず、クラウンメロンの
"外観の審査"が行われます。
メロン表面の網目の太さや細かさ、ヘタが左右対称であるか模様が真っすぐになっているか、色はどうか...など審査のポイントは色々。評価されるポイントを教えてもらわなければ、初心者目では違いがわかりません。審査員の方々は細かい点まで評価を行います。
〇内容審査
次に、クラウンメロンの内容審査が行われます。
色見はどうか、味はどうか、臭みはないか等、実際に審査員の方々がメロンを口に含み、審査を行います。お話を聞くと、メロン1個1個によって味は様々で、それぞれに個性があるとのことです。
〇一般試食
そして、市役所に来ていた方には嬉しい試食!
審査前からスタンバイしていた方や、偶然通りかかった方、二階で写真の個展を開催していた方もクラウンメロンを試食することができました。先着50名ということで、かなりの量が用意されていましたが無くなるのは一瞬。余ったら頂こうと思っていましたが、さすがクラウンメロン。考えが甘かったです。
〇結果発表
試食が落ち着いたところで、結果発表です。
【結果発表】
優等賞:白澤さん
1位:村松さん
2位:中條さん
3位:寺沢さん
今回は、19名のクラウンメロンの出品があり、その中でも「甘度」「外観」「内容」で高評価だった4名の生産者が入賞します。優等賞を受賞された白澤さんには、トロフィーが授与され、入賞された方には楯が渡されました。
〇展示指導
品評会後には、審査員の方々からのアドバイスをもらえます。
「置き方はこの方が良いよ。」「よく、頑張ったな。」「もう少しだったね。」など、青年部の方々への助言はもちろんですが、激励の言葉も聞こえてきました。このアドバイスを元に、来年の品評会で優等賞をとるためにはどうすればよいか考えるのですね。
今回、青年部の方々の表情、行動を間近で見ていましたが、生産者にとってクラウンメロンは、ただの果物ではないのだということを感じました。クラウンメロンは、生産者の方々が1年間、毎日、365日の間、本気で向き合って育ててきた一つの作品。真面目にやってきたからこそ、あの美しさと味があるのです。クラウンメロン生産者の方々の真面目に取り組む姿を、僕も見習いたいと思います。
はまぞうは、クラウンメロンを今後とも応援していきますよ!!
クラウンメロン青年部ブログ
http://crownmelon.hamazo.tv/
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