はまぞうニュース

住民たちの手によって建立された「舘山寺聖観音菩薩像」

この「舘山寺聖観音菩薩像」は、舘山寺の観光の目玉にと昭和12年に建てられました。

舘山寺が本格的に観光地として開発されたのは、浜名湖が県立公園に制定された昭和25年以降。
ですが、実はそれ以前から、浜名湖の湖上往来の基点の一つとして、料理屋や旅館が立ち並んでいる地でした。
その舘山寺の観光の目玉となるよう、建立が決まったそうです。

台座からの高さは16m、身長12.5mの大きな観音像は、地元の人たちの、セメント作りや資材の運搬などの協力奉仕によって作られ、毎年3月18日には聖観音祭が行われています。

当時、これだけの高さのものは周囲になく、浜名湖を行き交う船からは絶好の目標ともされました。

誰かに似ている！？ とも話題に…

作られて以降、地元から「観音さま」と親しまれている、舘山寺聖観音菩薩像。
1周40分程の舘山散策コースのポイントにもなっており、観光客の方も訪れていた場所ですが、数年前から、この「観音さま」が注目されています。
その理由は…


観音さまが、政治家で現在の総理大臣でもある、安倍晋三氏にそっくり！と言われ出したから。

数年前、再度内閣総理大臣に就任して以降から言われはじめ、Twitter などSNS上などでも拡散。
2015年1月には、ついに「安倍首相ソックリの観音さま」として、写真週刊誌にも取り上げられました。
もちろん、安倍首相が生まれる前に建立されたので、真似をして作られた訳ではありませんが…不思議ですね。

そのやさしい顔立ちから「美人観音」とも呼ばれている、この観音さま。
本当に似ているかどうかは、ぜひ、自分の目で確かめてみてくださいね！


舘山の頂上で、散策ルートにもなっている、舘山寺聖菩薩観音像。
散策の途中で休憩等ができるように、観音さまの脇には休憩所や庭園も整備されています。

来年で建立から80年を迎える、この「舘山寺聖菩薩観音像」。
散策ルートで眺めを楽しむもよし、実際に似ているか自分の目で確かめるもよし、そして、80年前の手作業に思いを馳せるのもよし…。
ぜひ、皆さんも一度ご覧くださいね。